加山雄三 俺は100歳まで生きると決めた
  (文化放送podcast 2023年7月18日〜)

7月16日に放送されたラジオ番組のレポートを4回に分けて紹介します。

今回は「第7回 加山雄三 エレキギターに目覚める!」をレポートします。

下からどうぞ!

 

 第7回 加山雄三 エレキギターに目覚める!
 
 エレキギターに目覚める!
 

野村)加山さんて根っから器用なんですか?

器用というより興味本位。

野村)一度興味を持っちゃうと徹底的にやるわけですね。アコースティックギター
   でコードを覚えていく。で、時代がだんだんエレキ時代、当時は電気ギター
   の時代が来ますよね。弾きたくなりますよねえ?

カントリークロップスでは峰岸がエレキを弾いててソロを取ったりするんだよ。俺も
やってみたくなって練習したんだ。

野村)すべてを慶応のバンド時代なわけですね。

 ザ・ベンチャーズ
 

野村)その当時はもうベンチャーズは居るんですか?

居ない、まだまだまだ。ベンチャーズは相当あとだよね。ベンチャーズが出てきて
からはさ、曲を聴いて。それをラジオで文化放送で一生懸命流した。そしたら日本
で火が付いちゃって。.火が点いちゃって。日本でまだ有名じゃなかった時に。
文化放送のラジオでしょっちゅうかけたね。何をかけたかは、ちょっと忘れたけどね。
それで火が点いちゃって。みんなが聴かせてくれ、聴かせてくれって、嬉しかったよ。

野村)加山さんはカントリーウエスタンからロカビリーにいって、ギターはアコー
   スティックギターからエレキになっていくわけですけど。

その時に一緒にやってくれっていわれて。

野村)誰が!?

ベンチャーズのほうから。テレビで一緒にやろうって。その時にエレキギターを
くれたんだ。3台もくれっちゃった。嬉しかったって言うもんじゃないよ。神様から
ご褒美をもらったようだった。弾いてみたら弦高も低いからさ、楽に持てるし。
どんどん進んだね、覚えるのが。

野村)ノーキーエドワーズがエレキを3台。弾きまくった?

みんなで真似したもんな。そのあとにランチャーズを作って。ベンチャーズに対抗
してランチャーズ。ランチというのは進水するという意味があるんだ。最近はそれ
を超えていこうということでハイパーランチャーズに。

野村)加瀬邦彦さんにエレキを教えたんですか?

教えたよ、一生懸命だったよ。俺が弾くのを、手元を良く見てた。

 多重録音
 

親父が買って来たワイヤーレコーダーで録音してた。逆再生すると音が出て来るんだ。
それが面白くて蜩の音を作ってみたりした。翌年には親父がテープレコーダーも買っ
てくれたんで、2台で多重録音みたいのをしてた。一人でブラザーズフォーの曲を。
4回、5回と重ねていくと、だんだん音が悪くなるんだよな。当時レスポールが多重
録音したレコードがあって、ものすごく音が良いんだ。どうしてこんな良い音になる
のか?8トラックのテープレコーダーを使ってたんだな。良い音になるのは当たり前
じゃんって思ってね。

野村)一つのテープにトラックが八っつ入ってるんですね。それを加山さんは右いっ
   て左いって、何回もやるから音はどんどん劣化していくわけですよね。
   きょうはここまでになりますけど。

何でも好奇心を抱くというのは他人には負けないね。

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 9分21秒)
下からどうぞ。
 第7回 加山雄三 エレキギターに目覚める!
 

2024年11月25日新規作成